葬儀・通夜などでお経を読む意味

宗派を問わずに良く読まれるお経は、『般若心経』や『観音経』ですが、これらの意味を理解して参列しているのは、故人を含めても現代ではなかなかいないのではないでしょうか?
ちなみに、お経料とか戒名料といった「料金」は存在しません。「志で結構です。」と言われた場合には、習わしを知っている方に教えていただくか、葬儀社でも大体の目安はお答えできると思います。 お経料は「御布施」、戒名料は「戒名料」と表書きした弔事用の袋に包み別々にお渡ししますが、お経料と戒名料が一緒の場合は「御布施」と書きます。地域によっては枕勤めやお通夜のお経料もそれぞれ別途に「 お経料」又は「御布施」として包む場合もあります。

・『般若心経』
現在、日本で最も流布している『般若心経』は、西遊記で有名な玄奘三蔵(三蔵法師)が翻訳したものとされている。
『般若心経』では、菩薩さんが般若波羅蜜の修行に入られ、この世の真理を見抜いたとき民衆の苦しみを取り除く神髄を得た、それを教えましょうと始まります。そして大乗仏教の神髄、空の思想と苦からの救済の真言を本文262文字にまとめたのが般若心経です。
また『般若心経』には「無」「不」が何度もでてきますが、これは様々な仏教の教理も含めた観念的なものに対する執着を、すべて「無所得」(すべて夢・幻のようなもの)であると否定して、人々の頭から消し去ることで、観念の虜(とりこ)となって苦しむ者を救う功徳があります。また世間的な善悪を超えた教えであるが故に、後悔の念や罪の意識に苦しむ者を救う大きな功徳があります。苦しみや患いの多い現代社会において心が曇りがちな我々にとって、『般若心経』は常に心を生まれたままの白紙にリセットしてくれる有り難いお経です。

葬儀に参列するからには、出来る限り、お経の意味を知っておいて損はないと思います。







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直葬ができる葬儀会社|葬儀大阪検索ステーション 2011年12月06日